プログラミング 2021 2 14
今、本屋に行くと、プログラミングの本は、
「Python」というプログラミング言語の本ばかりです。
今、流行の言語であり、AI関係の言語としても有力であり、
さらに、学習しやすい言語でもありますので、
若者の間では、文科系、理科系に関係なく人気が高まっています。
私も、2017年から「Python」普及の旗振りをしてきましたので、
とやかく言う立場にはありませんが、
みんな「Python」に集中してしまうのは、懸念があります。
たとえば、ディスプレイに「Hollo World」と表示するプログラムを作ると、
どうなるでしょうか。
「Python」
print("Hello World")
なんと、1行で完成してしまいます。
一方、「C言語」で作ると、長くなります。
「C言語」
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("Hello World\n");
return 0;
}
これを見て、多くの若者が、
「C言語は難しそうだ。簡単に書けるPythonがよい」と思ってしまったら困ります。
なぜ、6行も必要になるのかを考えることが重要です。
そもそも、処理速度は、C言語のほうが速いのです。
そういうわけで、「IoT」などは、C言語が使われます。